晩婚DINKSの人生の楽しみ方

都心に住む晩婚DINKS夫婦二人のお気楽な日常です。海外旅行やフィギュア観戦、F1観戦、野球観戦などの趣味とお金の話が中心になります。

平昌オリンピックフィギュアスケート男子シングルFS現地観戦

オリンピックが終わってから振り返る平昌オリンピック現地観戦、2月17日の男子シングルフリースケーティング

前日に素晴らしい演技だった羽生結弦選手が金メダルを取れるよう願いながら、この日も朝7時ソウル発のKTXにて江陵アイスアリーナへ。
団体戦からずっとKTX往復しまくってるので、もはや電車の中は寝る時間と化してます。このオリンピック会場はソウルから片道2時間かかる場所にあり、海に面した江陵市という人口20万人くらいの都市です。江陵駅から会場までのシャトルバスに乗って、この日も会場へ行きました。会場に着いてから、飲み物を購入するのにアリーナ内の売店の列に並んだところ、前にいる羽生結弦選手のファンの中国人の女の子2人は羽生結弦選手のフリーの衣装、SEIMEIに似せた手作りの服を着てました。背中に「ゆづ」って日本語で書いてあった。羽生選手のファンは日本人だけじゃないというのが、現地に行くとよくわかります。
恒例のプーさんのぬいぐるみをリンクに投げ入れてるファンは、日本人じゃない人が多いし、プーさんの着ぐるみ着てる子は中国の人が圧倒的に多いです。2017年のロステレもそうでした。

この日のフリーはもうずっとドキドキしながらの観戦です。まさかの第2グループで登場することになったアメリカのネイサン・チェン選手は衝撃の4回転6回チャレンジだし、というか最後の3Aと3連コンボまで4回転しか跳んでない。現行ルールの中で、自分の持てる武器を最大限活用して点数を取ってSPの挽回するにはそれしかないものね。オリンピック史上初のことだし、本番で決めたのは純粋に凄いと思います。そしてその後のグループで登場するヴィンセント・ジョウ選手も4回転を跳びまくって、凄い点数を出しました。フィギュアスケートじゃなくて、4回転ジャンプ大会観てるみたいな気分。正直なところ2人とも助走とジャンプしかしてないように見えるけど、点数を出すには4回転跳ぶしかないのも事実です。

第3グループ、私の好きなアダム・リッポン選手が登場。昨シーズン骨折してしまって、シーズン後半ずっとお休みしてて、28歳にして初めてのオリンピック代表を勝ち取った選手です。団体戦では銅メダルを獲得してます。団体戦でもそうだったけれど、彼はオリンピックでは4回転ジャンプを跳んでいません。グランプリシリーズや全米選手権では代表の座を勝ち取るために4回転ジャンプを跳んだけれど、オリンピックには入れてこなかった。あえて4回転を入れない戦略も十分ありだと思います。

最終グループの選手の登場とともに、ものすごい歓声が上がります。

この日一番の歓声はもちろん羽生結弦選手に向けての歓声です。

 6分間練習の間も最終グループのほかの選手の演技中もずっとドキドキです。とにかくフリーの最後まで何とか怪我した足が持ってほしいと願いながら観ていました。後半に入ってからスピードが若干落ちて、4T-1Lo-3Sが決まらず4Tリピート、直後の3A-2Tを3A-1Lo-3Sへ変更してリカバリー、最後の3Lzも何とか耐えて滑り切りましたが、点数が出るまではずっとドキドキが止まらず。頭の中で4Tリピートと2Tなしと3LzのGOEマイナスとかでトータルで10点くらい失う感じなんだろうか、とか勝手に考えていました。

羽生結弦選手の後はハビエル・フェルナンデス選手と宇野昌磨選手を残すのみです。写真は宇野選手の演技が終了して、羽生選手の金メダルが確定した瞬間。2連覇おめでとうのメッセージが早くも出ていました。

金メダルが決まって、喜ぶ羽生選手。TVでもこのシーンは流れていたんじゃないかな。

表彰式前のメダリスト3人が抱き合うシーン。

 表彰式まで観終わって、再びKTXに乗車してこの日はソウルまで戻りました。メダル授与式には行っていません。平昌が恐ろしく寒いとか、現地での交通手配の問題とか、不確定要素がありすぎてメダル授与式は最初から行かない予定でした。

 

羽生結弦選手が金メダルを取るところを観たくて計画したオリンピック現地観戦だったので、最高に楽しい旅行となりました。スポーツは何でも絶対に現地で観た方が楽しいです。